Pの整備小屋

大学生でチャリ部副長している人が自転車・世間・日々の体験について語るブログです。

マニアック?なロードバイクの異音対策の話

ロードバイクは乗っている内に異音が発生してくるものです。それは何故か。それはネジ・グリスを使っているから。

「何を言っているんだコイツは」と思った方、よく考えてください。ネジは固着さえさせなければ緩みますよね?ホイールの振れが出てくるとかいう事例はどこかしらのニップルが使っている内に緩んでくるためです。一方グリスは雨なり洗車なりで流れていきますよね?

そんな訳で時間がたてば何かしらの異音が発生するものです。

 

今回はそんなネジ・グリスにまつわる異音のケースとその解決方法についてまとめていきます。

 

 

 前のブレーキングなどで異音が鳴る

これは先輩に教えてもらって知ったことなのですが、前のブレーキングでフロントに荷重がかかるときにパキパキ・ミシミシなる時は、ヘッドパーツのグリスが切れている可能性があります。そういうときは一旦フォークとヘッドパーツをフレームから外して、フォークとヘッドパーツにグリスアップをしてあげてください。グリスアップすることでパーツの間に膜ができ、擦れたときに鳴る異音を防ぐことができます。

 

ペダリングしないシッティングで異音が鳴る

これはサドルに座っている時にパキパキ・ミシミシ鳴るということなので、サドル・シートポスト周りを疑いましょう。これもパーツ同士の接触部でグリスが切れていていたり、砂が噛んだりして負荷がかかったときに鳴りやすいです。これ、意外と忘れがちなポイントで私も気づくまでに時間がかかりました。解決方法としてはサドルレールとシートポストが触れる部分をクリーニングし、薄くグリスを塗ってあげるといいです。また、シートチューブとシートポストも触れる部分を同様に処置しましょう。

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ダンシングで異音がなる

これは考えられる原因が複数あります。

  1. ペダルがしっかりと固定されていない
  2. BBとクランクの緩み
  3. BBそのもの

1.についてはペダル交換した時にうっかり本締めを忘れてしまっているパターンですね。隙間ないようでも鳴るものなんですよ。勿論グリスも忘れずに。

2.はよくあるパターンですね。特にスクエアテーパーBB(四角軸)で発生しやすいです。クランクとBBをつなぐところが緩んでくるものなので、定期的にチェックしましょう。金属と金属が触れるところなのでグリスを緩衝材にしてやると尚よし。

3.これは私が今使っているプレスフィットBB(圧入式BB)特有の現象であり、普通のJIS68mm(BSA68)の企画の2ピースクランク対応のBB(ホローテック2やBB30など)で発生しやすい異音になります。なぜプレスフィットが鳴るというと、ネジでなくフレームに押し込む形になるので結局はフレームの精度に影響され、曲がりやすいためクランクと強く擦れる形になるのでパキパキ音が鳴るわけです。これはどうしようもありません。まあ、2よりは断然音が小さく自然なので不快になるほどでは無いと思います。

 

ペダリングで異音が鳴る

ディレイラーのセッティングの不調、という話はよくあるので割愛させていただきます。そうとなると、リアディレイラーのプーリー・ハンガーが緩んでいる可能性があります。プーリーに関しては恐ろしいエピソードがありまして、どんなに変速調整・ハンガーのチェックをしてもペダリングでガタガタ鳴るなぁ~っと思い、あれから1年(きみまろ風)、プーリーケージのネジ山がバカになっており、プーリーが外れかけの状態でした。もうガッタガタでしたので、今思うと末恐ろしいなと思います。ハンガーは曲がって変速不調といった事例があるので、しっかりと固定されていれば真っ直ぐにチェーンは通るようになります。

 

最後に

勿論これ以外にもロードバイク異音の原因というのはあるはあるんですが、中々ネットで探してもヒットしないようなツウな内容をお知らせできたと思います。全て私の経験からなんですけどね。メンテナンスはしっかりとやりましょう。

 

 

 因みにこのグリス、めちゃコスパ良くてオススメです。デュラグリスに似ています。

 ではまた。

 

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